よもやま植物日記

育種チャレンジャー

ボタンの下の九輪草

ボタンの白い花が咲きました。
そのボタンの下の土に九輪草の花が咲いていて九輪草は毎年どこからか1、2株芽を出します。そして増えることがないので種を取って育苗してみたいと思っていますが自然界の野草の育苗は私には難易度が高く、我が家の庭では育苗をしないと絶滅しそうです。人が自然を守るために育苗や育種をして、ちょっと手助けをします。



令和に育つ平成最後に品種登録のさつま芋

巻蔓性の紫さつま芋の準備をゴルデンウイークから準備を始めました。
今年は昨年の栽培袋を改良して外は合皮の袋で中に不織布の袋を入れた形状にしました。
栽培袋の色は明るいオレンジや白・ブルーの合皮を使い冬に作った袋です。
栽培袋の中の培養土には腐葉土を多く入れて苗が植えられるように準備している最中です。今年のさつま芋の苗はなぜか今までになくよくないのでどれだけ植えられるかわかりません。この品種は平成時代最後に登録された巻蔓性で紫色のポリフエノールなど利用範囲の広い品種で紫、芋としては糖度が高く干し芋にすると大変おいしく、パンやケーキなどにも使用できます。そして立体的に成長する特質を活用してさつま芋の植物工場が可能になることを想定して作出した品種です。今年は吊り袋栽培で多収の可能性を高めようと思っています。平成に誕生して空に向かって育つ巻蔓性のさつま芋のネーミングは「クライミングパープル」でこのさつま芋が令和の空の下で花を咲かせ人の健康や産業に役立つことを望みます。

なぜか大きなイチジクの実

ゴールデンウイークになったので自然交配で新品種の野菜の種を採ろうとたくさん植えた中から種取り用に2株セットして不織布をかぶせて他の花粉と遮断した株を除き 残りの菜の花を引き抜いていると、イチジクの葉が顔をだしその枝の下に小さなイチジクが付いている中に特別大きなイチジクの実が 1つ付いていました。

木が白く塗られているのはカミキリムシを防ぐため石灰を塗っています。
シャクナゲの花が咲いているところのイチジクです。


交配中の不織布をかぶせた菜の花