よもやま植物日記

育種チャレンジャー

甘草の植え替えをしています

甘草は種から育てる方法などありますが、夏に長い茎を土中に延ばし
先端に新芽を付けて次の年に成長していきます。
地中の長い茎が多く出ると根が大きくなりません。
根を大きく育てるためには50㎝程の高さのパイプを立て、
パイプに土と苗を入れます。
苗は地中に延びた茎を30㎝~40㎝に切って使用すると
次の年に1.5㎝程の太さになり3年で2~3㎝の根が出きます。
根が外に出ないシートの上に15~20㎝の土を置き
その上にパイプを立てて育てるだけで
薬品や食品化粧品などの製品に使用されている甘草ができるので
輸入よりコストを下げることが可能になると考えています。

         3年目の甘草



     3年目の甘草の収穫後


         3年目の甘草収穫の乾燥中



        2年目の甘草

新しい食品蓼藍粉末乾燥野菜「ピンクのはぐき」を商品化しました。

蓼藍は昔から衣類などの染料として利用されてきましたが、
染料に使用する多くの植物は薬用になると言われていて蓼藍も薬草です。
歯周病学会では「抗炎症作用および歯周病原因菌に対する抗菌作用を有することも
明らかにされている。」と発表しています。
歯周病で苦しんだ経験がある人に情報をお知らせしたいと思います。
蓼藍は薬草ですが野菜として日常の食生活に活用できる方法を考えると
乾燥保存で1年中使用できるようにしていろいろな食品に加えられるように
と考えて蓼藍を種から育てて葉を手摘みして、水洗い・加温後に温風乾燥し
粉砕した乾燥粉末野菜にしました。
歯周病のない健康な歯茎になれるようにとの願いから
   「ピンクのはぐき」というネーミングにしました。
袋裏面には野菜としても優れた特質があり食品としての栄養成分を
公的機関で独自に調べた数値を表示しています。


『栄養成分表示100g当たり』
エネルギー   360kcal
タンパク質    27.4g
脂質       6.0g
炭水化物     49.2g
食塩相当量    20mg
カリウム     3348mg




タデ藍を栽培しコンビニバッグを藍染めに

すくものようにタデ藍を発酵させてすくももどきを作り
コンビニバッグを藍染めにしようと思いタデ藍を栽培から始めました。
7月になると葉も茂りその葉を摘んで粉砕し樽の中に入れ発酵させて
すくももどきを作っています。
タデ藍は古来から染料として活用されて防虫効果があり
着用していると虫よけになるといわせています。
またタデ藍は薬用植物でアトピーや
歯周病に効果があるともいわれています。

  タデ藍の成長

        発酵させている状態