よもやま植物日記

育種チャレンジャー

今年一番沢山の芋を付けた巻き蔓性の紫さつま芋

今年は苗が良くなかったのか収量が昨年より良くありませんでした。
その中でこの20リットルの袋の中で育った巻き蔓性の紫さつま芋が
11本の芋を付けました。
芋の形が良く丸干し芋に最適でした。


品種登録出願して受理されました

数年かけて小松菜とターサイを自然交配してり新品種を作りました。
出願と同時に種を1000粒発送しなければならないので
アブラナ科は不合和性なので1株では受粉しません。
そこで昨年の種を袋栽培で数個の種をまき2株を残して育てます。
花のつぼみが出ない時期に不織布の袋をかぶせて種ができるのを待ち、
種ができたので出願の用意ができました。
品種登録願を電子出願しようとID・パスワードの発行申請書を書いて
提出したらすぐに届きました。
電子出願ができるようになるのにもう少し先になるようなので
今回は紙で47200円の印紙を貼って簡易書留で2021年9月6日
品種登録願と種1000粒を発送しました。
1週間もしないうちに品種登録出願が受理され届きました。
一緒に自主補正依頼書が入って届いたので自主出願補正書を提出しました。
品種登録されるには特性・均一性・安定性・名称の適切性・未譲渡性の
5つの要件が待たされなければ新品種として登録されません。
今回の品種が登録になりますようにと思い出願しました。
この品種は寒い冬でも元気に育ちさわやかな甘さがあります。
9月~11月に種をまくと11月~翌年2月ごろまで食べられます。
また、3月~4月に花のつぼみが出てきて花が1つ2つ咲き始めた時に摘み取り
菜の花を料理にするとちょっと苦味がある春の味がします。


  



     

      

健康薬草タデ藍

ワクチンの自国生産が必要だと言われだし、
また水素を世界の先端技術にして世界をリードしようといわれ始めました。
先端技術でなくてもだれにでも自国生産ができる方法や
物作りをすることをすることで仕事が多くなり、
そこから新しい技術の芽がみえてくる思います。
わたしは収益のある仕事と収益のないことをすることで
新しい技術や方法で新しい仕事の芽を探しています。
特許と品種登録の二つの権利を取得した巻き蔓性の紫サツマイモを
作出したのですが利用普及する方法には道半ばです。
また藍染めするつもりで蓼藍を栽培し始めたのですが
地場でできるインデゴを含む植物が蓼藍で、薬用植物でもあるので
薬用としてではなく野菜として利用することで
健康につながるのではないかと思っています。
蓼藍の成分が歯周病に効果があるとか免疫に効果があることが発表されました。
そこで蓼藍を粉末にして一年中使えるようにして余剰分を販売しています。
蓼藍の粉末は牛乳コーヒーなど飲料水に入れたり
パンやパスタなどを作る場合に練りこむとグリーンで野菜がプラスされます。
玉ねぎと肉が具材のシュウマイに蓼藍を練りこんだ皮を作ると
グリーンの野菜がプラスされおいしい健康シュウマイになります。
今までの料理に蓼藍をプラスすることで古来からある蓼藍を
新しい野菜にして活用することで自国生産・国内販売がになると考えています。


     蓼藍の練りこみ


       蓼藍が入った焼き上げたパン



   蓼藍の袋栽培と藍染めのシャツ